武満徹作曲賞

審査員紹介

2026年度審査員 イェルク・ヴィトマン
(ドイツ)
Jörg Widmann (Germany)
© Marco Borggreve

2026年度 ファイナリスト決定(2025/12/5)

本選演奏会:2026年7月12日[日]15:00

プロフィール

1973年ドイツ、ミュンヘン生まれ。クラリネット奏者、作曲家、指揮者、いずれの分野でも世界的に活躍している。
幼少よりクラリネットを学び、ミュンヘン音楽芸術大学でゲルト・シュタルケに、ジュリアード音楽院でチャールズ・ナイディックに師事。11歳からは作曲も始め、ヴェスターマン、ヒラー、ヘンツェ、ゲッベルス、リームに学ぶ。
クラリネット奏者としては、リーム、ライマン、ホリガーらから作品を献呈されている。2017~22年アイルランド室内管首席指揮者。現在、NDR放送フィルの首席客演指揮者などを務める。
代表的な作品として、室内楽作品の中心を占める10曲の弦楽四重奏曲、オーケストラなど様々な編成の《迷宮》シリーズ、ブーレーズ指揮ウィーン・フィルによって初演された《アルモニカ》(2006)、ヴィトマンの作品中もっとも演奏されている《コン・ブリオ》(2008)、2つの《ヴァイオリン協奏曲》(2007)と(2018)、《ヴィオラ協奏曲》(2015)、《死の舞踏》(2022)などがある。2023/24年シーズンにはベルリン・フィルのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、《ホルン協奏曲》(2024)を作曲している。舞台作品では、『鏡の中の顔』(2002-03、rev.2010)、バスティーユ・オペラ開館20周年記念作品でヴィトマンの指揮デビューとなった『初めに』(2009)、『バビロン』(2011-12、rev.2018)、ハンブルク・エルプフィルハーモニーのオープニングを飾った大規模なオラトリオ《箱舟》(2016)などがある。
パウル・ヒンデミット賞、ロベルト・シューマン賞、ミュンヘン市音楽賞、バイエルン州マクシミリアン科学芸術勲章など、数々の受賞歴がある。フライブルク音楽大学で2001~15年クラリネット科教授、2009年からは作曲科でも教授を務めた。2017年からバレンボイム・サイード・アカデミー教授。ベルリン高等研究所フェロー、バイエルン芸術アカデミー会員。2025年には国際マックス・レーガー協会の会長に就任した。
作品はショット・ミュージックから出版されている。

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